40代の社内SEが転職先にフリーランスエンジニアを選んだ理由と手順

40代の平凡なエンジニアです。

都内の事業会社で社内SEをしています。
2022年の3月31日に退職して、4月1日からフリーランスエンジニアになることにしました。

転職先にフリーランスエンジニアを選んだ理由と手順をご紹介します。

この記事の内容

  • 40代の社内SEが転職先にフリーランスエンジニアを選んだ理由
  • その手順

40代の社内SEが転職先にフリーランスエンジニアを選んだ理由

理由はFIREに近づくためです。

FIREというのは、FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で、直訳すると「経済的自立と早期リタイア」という意味になります。

筆者の場合、「早期リタイア=仕事を辞める」ではなく、「早期リタイア=お金の不安から解放されて自由に働く」というイメージです。

そのイメージを具体化するために、一旦60歳時点での仮のゴールを設定しました。

60歳時点で目指すゴールは以下の通り

・その1 60歳以降はマイペースで好きな仕事を好きな人と(価値観の合う人と)やりたい。
・その2 60歳の段階で金融資産が3000万円以上ある。また、資産はS&P500に投資しておくことで、年利105%として年間150万円の配当収入がある。

その1 60歳以降はマイペースで好きな仕事を好きな人と(価値観の合う人と)やりたい

これは、ストレスの少ない環境で働きたいという意味です。

筆者は、エンジニアの仕事は好きですが、エンジニアの世界(というか会社には)色々な価値観の人がいて、ネガディブ発言しかしない人や、技術的なマウントをとりたがる人などがいます。

社会人として働くコストだと思って、今は対応していますが、なるべく早めに彼らとは距離を取りたいですし、距離を取っても成立するようにお金を稼ぎたいと思っています。

その2 60歳の段階で金融資産が3000万円以上ある

これは、別に60歳の時点でなく、もっと早く達成したいのですが、お金の不安を感じることなく、人生を送りたいという意味です。

そのため、時間とお金の無駄遣いはなくして、お金については月10万円程度、証券口座に投入して、S&P500などの米国インデックス投信を買い続けることで、FIRE達成の助けにしたいと思っています。

また、時間の無駄遣いをなくすために、換金性がない時間(無駄な飲み会(最近は少ないが)、無駄な業務、時間の無駄遣い(テレビやゲーム))を極力削り、エンジニアとしての稼働時間と余暇以外は、ブログに投下したいと思っています。

正社員エンジニアを辞める理由

正社員エンジニアとフリーランスエンジニアを比べた時、筆者にとってはフリーランスエンジニアの方がメリットが大きいと感じてます。理由は以下の通りです。

正社員エンジニアと比べた場合のフリーランスエンジニアのメリット

  • 報酬が高い
  • マネーリテラシーが上がる
  • 案件のコントロール性が高く、スキルアップがしやすい
  • 選り好みしすぎなければ、50代になってもPJT参画が可能
  • 正社員のような雑務がない

報酬が高い

正社員エンジニアと比べると、フリーランスエンジニアは高単価です。相場なりの報酬がいただけます。

正社員エンジニアの場合は、例えば同じスキルでも所属している会社、業界によって給料が変わってしまいます。

マネーリテラシーが上がる

個人事業主になって、開業することで青色申告が可能になり、マネーリテラシーが向上します。よく「正社員は安定している、フリーランスは大変」とか言いますが、エンジニアの場合は案件にあぶれることは中々考えにくいので、それなりに報酬をもらい、しっかりお金を管理しておけば、PJTが急に終わっても困ることはないかと。

少ない給与で定額使い放題で使われる正社員エンジニアより、お金事情は安定します。

また、税引き前の報酬から、自己投資やガジェット類を経費にすることができますし、在宅ワークの場合は地代、水道光熱費、通信費の何割かを経費にできますので、サラリーマンと比べて手のこりが多くなることが想定されます。

案件のコントロール性が高く、スキルアップがしやすい

社内での案件ガチャやSES企業での案件ガチャとは無縁で、自分で参画したい案件を選べますので、スキル見合いにはなりますが、機能要件・非機能要件が複雑でモダンな技術スタックの案件に上流から参画可能になりますので、案件のコントロール性が高くなります。

選り好みしすぎなければ、50代になってもPJT参画が可能

50代のエンジニアが案件に参画しにくい理由として、エージェントさんに伺ったところ、選り好みをしすぎて、高単価な案件を選びすぎると、参画しにくくなるとのことでした。

単価や案件の内容にこだわりすぎなれば、エンジニアは買い手市場なので全く参画できないということはなさそうです。

ただし、ある程度プライベートな時間もスキルアップや新しい技術取得のために時間を使う必要がありそうです。

正社員のような雑務がない

例えば、正社員の場合人事考査がありますが、筆者はあれは無駄だと思っています。本人が作る手間も、マネージメントが見る手間も無駄ですね。市場価値に連動した相場価格が支払われればOKです。

それと比較すると、フリーランスエンジニアの場合、エージェントを通せば支払いもスムーズですし、営業も代行してもらえますし、参画前に報酬額も分かりますし、とてもシンプルな報酬体系ですので透明性が高いですね。

もちろん、いくつかデメリットもありますが、筆者は自分が思い描く人生設計を実現するために、フリーランスエンジニアになることにしました。

フリーランスエンジニアになるための手順

手順は以下の通りです。

フリーランスエンジニアになるための手順

  • STEP1 転職エージェントに登録してエンジニアとしての市場価値をチェックする
  • STEP2 スキルの棚卸しを行う
  • STEP3 足りないスキルを学ぶ
  • STEP4 フリーランスエージェントに登録する
  • STEP5 案件検索 → 商談 → 参画決定
  • STEP6 現職の退職交渉 → 案件参画

STEP1 転職エージェントに登録してエンジニアとしての市場価値をチェックする

初めに、転職エージェントに登録してエンジニアとしての市場価値をチェックしましょう。

エージェントに登録する理由は、客観的な目線が欲しいためです。
業界に詳しいエージェントに無料で相談することができますし、キャリアの棚卸しサポートや、スキルシートの作成をフォローしてくれますので、利用しない手はありません。

筆者が利用したサービス
>> リクルート
>> 転職ドラフト

リクルートは案件数が豊富ですし、オーソドックスなサポートをしてくれますので、まずは登録しておけば良いでしょう。

転職ドラフトは、スキルシートをアップしておけば、主にWEB系企業がドラフト形式で入札してくれるユニークなサービスで、筆者も大変お世話になりました。

現在の給与に関係なく、フェアに市場価値が市場価値に基づいて年収が提示されますので、自分のスキルの市場価値をフェアに測ることができて大変便利です。

転職ドラフトについて

筆者は、40代になってWEB系の事業会社に転職し、私服&テレワークを経験できました。

とても居心地が良い環境ですが、テレコム企業時代と比べると、年収が200万円ほど下がってしまいました。

そこで、現在の給料を考慮せず、自分の市場価値を純粋に知りたいと思い、転職ドラフトに2回ほど参加したところ、ありがたいことに2回とも入札いただき、年収も700万円台が提示されました。

自分では平凡だと思っていたキャリアでも、まだまだ市場価値があるとわかったので、とてもありがたいです。

STEP2 スキルの棚卸しを行う

転職エージェントや転職サービスをうまく利用することで、スキルの棚卸しができますので、積極的に利用してみましょう。

開発に関わった案件の技術スタック、要件、ポジション、工夫した点、成果を人に伝えるために分かりやすく棚卸しすることで、今まで忘れていた思わぬ自分のスキルを見直すきっかけになります。

筆者の例

筆者のキャリアはかなり地味で、40代前半まで、SIerやテレコム企業などのレガシーな環境で働いていました。

40代半ばから、WEB系の案件に関わるようになり、40代半ばでWEB系事業会社にインフラエンジニア兼社内SEとして転職しました。

自分では平凡以下のキャリアかと思っていたのですが、棚卸しをする中で、ドキュメント作成能力や、プロジェクトマネジメント能力に需要があることがわかってきました。

以下は適宜記載予定

STEP3 足りないスキルを学ぶ

・ブログを活用する(アウトプット型の学習をする)
・どうせならWordPressでブログを作成し収益化する

STEP4 フリーランスエージェントに登録する

・レバテックフリーランス

STEP5 案件検索 → 商談 → 参画決定

・案件検査は自分でもできるし、エージェントが紹介してくれる場合もある
・案件内容は様々。社内SEでもリモート案件多数。
・商談にはエージェントが同席してくれるため安心
・商談1回で参画が決定する案件も多数ある

STEP6 現職の退職交渉 → 案件参画

・案件参画が決まったら、現職退職交渉をしていく

40代でフリーランスエンジニアになる方法
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